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2011-07-03

うつ病について・・・・・・メルマガ159号

 今日から数日間うつ病についてお伝えします。

 被災地で、自宅避難されている方や
 
 避難所で避難していらっしゃる方の中にも、

 震災のショックからうつ病に陥る方も少なくないと思います。

 そもそも、
 日本人が一生涯で「うつ病」にかかる率は5~8%といわれています。

 うつ病が、これだけ身近な疾患であるにもかかわらず、
 未だ偏見も多く、
 基本的な知識さえも普及しているとは言えないのが現状です。

 あなたは、お仕事や近所つきあいなどで
 「うつ病」になりかかっていませんか?


 まず、「うつ病」に関する基礎知識と
 うつ病」の改善、「うつ病」を患っている方への接し方について
 お伝えしていきます。

 偏見などの好奇の眼で見るのではなく、
 少しだけ真剣な気持ちで考えてみましょう。


 では早速ですが、
 「うつ病」とは一体どういう症状を指すのでしょうか。


 ゆううつ感や意欲・関心・興味の低下、
 悲観的な傾向が多くなる
 思考障害といった心の症状と、
 全身の倦怠感や睡眠障害、めまい、胸部圧迫感、手足のしびれ
 といった種々の体の症状が、両方とも現れるのが特徴です。

 心身の疲労状態によって引きおこされることが多いため、
 抗うつ薬の投与と共に臨床科の適切な指導による十分な休暇が必要となります。

 まじめ、責任感が強い、完璧主義などの傾向がある人は
 うつ病になりやすいと言われていますし、
 過度のストレスや環境の変化は発症のきっかけになりやすいようです。

 ですから、今回の震災のような時には気をつけなければなりません。


 ですが、ひとくちに「うつ病」といっても、
 幾つかの種類があり、
 ある分類方法によって細分化されています。

 それが、「原因による分類」と「症状による分類」です。


 どちらかといえば「原因による分類」は歴史が古く、
 現在でも一般的に使われているものです。

 もうひとつの「症状による分類」は近年重視されつつある分類方法です。

 ではそれぞれを見ていきましょう。



 【原因による分類】


 1.内因性うつ病

   これは、体質や遺伝など内部的な要因を発症の原因とする「うつ病」です。
   また、内因性うつ病には、
   「双極性うつ病」
   「単極性うつ病」
   「退行性うつ病」
   があります。

  ・双極性(二相性)うつ病
   いわゆる「躁うつ病」のことで、
   うつ状態と躁状態がを交互に繰り返します。

  ・単極性(単相性)うつ病
   うつ状態のみを繰り返します。

  ・退行性(遅発性)うつ病
   中年以降(概ね45歳以降)にかかる単極性うつ病のことをいいます。


 2.心因性うつ病

   これは、ストレスなどの精神的な重圧を発症の原因とする「うつ病」です。
   また、心因性うつ病は原因や症状によって、
   「神経症性うつ病」
   「疲弊性うつ病」
   「反応性うつ病」
   に細分化されます。

  ・神経症性うつ病
   本人が意識しないまま、精神的な葛藤が発症の背景にある「うつ病」です。
   原因を自覚しないため、治療が長引く傾向にあるとされています。

  ・疲弊性うつ病
   長期間の心理的ストレスによって生じる「うつ病」です。
   治療が長引く傾向にあるとされています。

  ・反応性うつ病
   特定のストレスや体験によって引き起こされる「うつ病」です。
   比較的原因がシンプルなため、
   原因に対して対策を講じることができれば完治しやすいとされています。


 3.身体因性うつ病

   これは、病気など身体的なものを発症の原因とする「うつ病」です。
   病態のある箇所によって、以下のように
   「器質性うつ病」と
   「症状性うつ病」
   に細分化されています。

  ・器質性うつ病
   脳にある病気を原因とする「うつ病」です。
   例えば、
   脳腫瘍、頭部外傷による後遺症、認知症、動脈硬化、てんかんなどを
   原因とします。

  ・症状性うつ病
   脳以外の身体にある病気を原因とする「うつ病」です。
   例えば、糖尿病、慢性腎不全、重症貧血、パーキンソン病、消化性潰瘍、
   インフルエンザ、慢性関節リウマチなどを原因とします。

  ・その他、薬剤を原因とする「うつ病」
   さまざまな疾患に対して処方される薬剤が、
   その副作用として「うつ病」を引き起こす場合があります。
   例えば、
   降圧剤、ステロイド剤、排卵抑制剤、各種痛み止め、抗生物質、強心剤、
   抗がん剤、向精神薬などの薬剤を原因とします。

【症状による分類】

 うつ病は1つのことが原因で発症するとは限りません。
 心因性や身体因性などとはっきり分類できないほど、
 複雑に要因が絡んでいる場合も少なくありません。
 このようなことから、
 症状の程度と症状の持続時間によって分類する方が
 現実的であるとされています。


 1.重度の大うつ病性障害(重症うつ病エピソード)

   いわゆる一般的に考えられているうつ病です。
   1回のみで完全に回復する場合もありますが、
   うつ病の人の半数以上は再発を繰り返す傾向にあります。

   再発が繰り返されると症状の期間が長引き、
   また、繰り返す期間が短くなる傾向がみられます。
   なお、「大うつ病」は「Major Depression」の訳語であり、
   『大』はうつ病が重いことを示しているわけではありません。

 2.軽症のうつ病

   軽いうつ状態が慢性的に続くものをいいます。
   うつ病は数カ月から長くて半年ぐらいで回復することが多いのですが、
   軽症うつ病の場合は2~3年以上続くことが珍しくありません。


 次回はどんな時にうつ病っぽく感じるのか?
 「うつ病のサイン」について考えてみたいと思います。
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テーマ : 健康管理
ジャンル : ヘルス・ダイエット

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